合間縫う腑に落ちない音楽

肩透かしのカタストロフィは続く

SUZURIで「putoffsystem」オリジナルアイテム販売中

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GMOペパポは運営しているSUZURIでオリジナルアイテムを販売している。筆文字や画は、2000年に岩下鉄くんがいしたにまさきくん宅で書いた拝借している。

ズッキュンが複数ついているものを並べてみる。

鶴馬 手帳型スマホケース

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なーん Tシャツ(サックス)

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なーん ミニクリアマルチケース

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鶴馬 Tシャツ(ホワイト)

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鶴馬 トートバッグ

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子皿二枚 Tシャツ(ホワイト)

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なお、自分でもTシャツを買ってみたが、やや厚手なところはいいのだが、サイズが思ったより大きかったので、注文のときにはユニクロよりひとつ下と考えてもいいのかもしれないと思った。

「putoffsystem」の由来

 ところで、SUZURIショップにもこのブログにもうっかり付けてしまった「putoffsystem」の由来について書いておこう。

大学を卒業して同人誌「メニエール」を出すときに、団体名をputoffsystemにしようと提案したのは僕だ。「メニエール」も、当時話題になった書評誌「リテレール」をもじって僕が提案している。

もとはといえば高校時代に、英単語を覚えるのが苦手なやつがいて、そいつに教えるために問題の出しっこをしていたときのことだ。

その単語帳には「put off」というイディオムの意味を「消す、出す…」などと書いていた。僕が「けす、だす」と読み上げたときに、

「え? ケツ出す?」

と、そいつが聞き返し、それ以来僕の中でputoff=ケツ出すという意味になった。

大学に入ると飲むたびになぜかケツを出すやつらがいて、彼らと仲良くなって映画を撮ったり同人誌を作ったりした。直接言っていないけれども、僕の中では彼らと「putoff」は一体になっていた。

だから僕が一足先に社会人になり(彼らは揃って留年したり中退したりしていた)、団体名を相談されたときには、即座にその言葉を思い出した。

そしてそこに、当時(1990年代初頭)盛り上がりつつあったパソコンやインターネットを象徴する言葉として「system」をつけた。

ここに、putoffsystem、すなわち“脱ぐ組織/組織的に脱ぐ”という名前ができあがった。おそらく当時残り香のあったニューアカの「ディコンストラクション(脱構築)」という言葉も念頭にあったのだろう。

あらためていま、put offという言葉の意味をネットの英語辞書で調べてみると(高校時代にはパソコンもネットもなかった)、〔衣服を〕脱ぐといった意味の他に、

「延ばし延ばしにする」「待たせる」「遅らせる」「先送りする」「後回しにする」「意欲をそぐ」「気を散らせる」「不快にする」「いやにさせる」「うんざりさせる」「言い逃れを言う」「放棄する」「忘れる」「当惑させる」

といった我々にお似合いの意味が並んでおり、実にふさわしいものだと思う。

メンバーたちとは、たまにあったり、疎遠になったり、絶縁したりしているが、何か名前をつけるときにどうにも思いつかない場合には、勝手に使っているというわけである。